桜満開ですね!
 今年は開花が少し遅めでしたが、小学校などは今頃が入学式のところも多いのでばっちり満開の桜と記念撮影できたでしょうね~。

 新しい生活をスタートされた皆様、おめでとうございます。

 こんにちは、浜野です。

 コラム2回目。今回はマリアージュについて語ってみたいと思います。\(^o^)/

                 ◆◆◆◆◆

 ネットの情報によりますと、今現在は過去最大のワインブームの真っただ中なんだそうです。(
2012年から第七次ワインブームというらしいですね。終焉を告げる記事が見当たらないのでまだこの中にいるということでしょう)長くブームが続いている状態は、もうワインというものが日本に定着しているということのように思いますが。

ブティックのようなお洒落な佇まいのワイン屋さんも街に馴染んでいますよね。

 

ワインを勉強していた時に、私は初めてマリアージュというフランス語に出会いました。「結婚」という意味の他に「組み合わせが良い」とか「相性が良い」というような意味があるこの言葉、これも今では特にワイン用語というわけではなく広く使われて浸透しています。

白っぽいソースには白ワイン、色の濃いソースには赤ワイン。ワインの産地の郷土料理を合わせるとよい。料理の味わいの軽い物には軽めのワインを、しっかりした味わいのものにはずっしりしたフルボディなワインを……。

相性の良いワインと料理の組み合わせは本でもネットでもたくさん紹介されています。

 

勉強不足なワイン好きといたしましては、「相性ぴったりでなくても料理とワインを楽しむ方法」を押していきたいと思います。タブリエの話の中で頼子がどんなワインと料理でも合わせられる部分を探すというように書きました。それがこれ。

 

要は「いいとこ探し」するということ。

 

レストランでは数種類の料理が出てきますが、すべてに合うワインをボトルで選ぶのは難しい。例えば、前菜に合わせて白ワインが飲みたいけれど、メインはがっつり赤いソースの肉料理な場合。

コクのある濃い白ワインならば、ちょっと温度が上がってくると甘みとまろやかさが感じられるようになってくるので、前菜の時は冷やし気味にしておいてワインのコクが増して感じられるときに肉料理を食べてみてください。肉の旨味に負けない白ワインの力に気づいたりします。

フルーティー爽やかな白ワインならば、肉料理でまったりした口中を、ワインを口に含むごとにリセットさせるような感覚で楽しむのもいいと思うのです。フレンチのコースの合間にグラニテというお口直しのシャーベットが出てくることがありますが、それと同じような効果です。

 

小さなことでも良い部分をみつけていけば楽しめます。ワインと料理、絶対ダメな組み合わせの方が実は見つけにくいんです。

 

 その昔、最悪な組み合わせのワインと料理というのはどういうものかということを実際に体験する機会を当時の男性上司が作ってくれたことがありました。

魚介のカルパッチョに合わせて用意されたのは濃い味わいの赤ワイン。教科書が唱えるのとは正反対な組み合わせです。赤ワインでも少し軽めの良く冷やしたものなら合いそうですけど……。

「合わないでしょ、これは」

「まぁまぁ騙されたと思ってやってみ」

 で、騙されまして。何とも言えない生臭い後口がいたしました。(後で調べましたら、赤ワインの鉄分と魚介が組み合わせられることで発生する臭みだそうです)

 

ところがここで、一緒に騙されていたはずの先輩(女性)が、

「うわ~、磯の香りがする~」と感激しはじめます。

 

「「え?」」

 マリアージュ失敗例というのはこういうことだと言わんとしていた上司も先輩のリアクションは想定外だったようでした。

「や、これ、あ、そう? 悪くなかった? テストでは不正解なやつやけど?」

「あ、そうなんですか、私は好きです。お魚を食べてるって感じがして美味しいです」

 先輩は全く気にせず生の魚介と赤ワインで海を感じておりました。見ているこっちまで楽しくなるような幸せそうな顔をして。

 

 硬いこと言わずに好きな人と楽しく飲んで食べることが最高のマリアージュを生むんです、きっと。

 

ああ、そうそう、生臭さも磯の香りに変えてしまうこの先輩、もともと一緒にいるだけで人を安心させてくれる天使みたいな人です。お酒が好きで知識もあるのに資格など取ろうとはしませんでした。ワインの蘊蓄など無くても運ぶ料理を何倍にも美味しく感じさせるようなサービス人です。彼女に会いに食事に来るファンもたくさんおりました。

当然女性としても魅力的でそれはもう羨ましいくらいモテモテ。お誘いを受けても断ってばかりだった彼女が選んだのは十以上年下の料理人でした。後に彼女は言いました。「お付き合いするなんて絶対あり得ない相手だと思ったから一緒に出掛けてみたんだけど」

 今でも彼女は夫となった彼のお料理を運んでいます。

 意外な組み合わせも楽しんでみれば自分だけの幸福なマリアージュが潜んでいるかもしれません。